その辺りで見た野鳥

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ヨコヅナサシガメ

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ヨコヅナサシガメの幼虫

特徴

体長16-24mmで、日本に生息するサシガメの仲間では最も大型の種類である。体色は光沢のある黒色で、頭部が細長く、腹部の縁は白黒まだら模様で羽の外側に張り出して反り返っている。体の黒色部は羽化直後の外骨格が硬化する前の段階では鮮やかな赤色をしている。

習性

サクラなどの大木の樹幹に集団で生息する。幼虫・成虫とも幹を歩き回ってケムシなど他の昆虫を捕え、細長い口吻を突き刺して体液を吸う。不用意に触れるとこの口吻で刺されることがあり注意が必要である。

成虫は6月ごろ産卵し、8月ごろ孵化する。冬は幼虫で越冬し、木の幹の窪みに群がってじっとしている。翌年の春に羽化して成虫となる。

生息地

元々は中国から東南アジアにかけて分布する昆虫で、昭和初期にそれらの国からの貨物に紛れて九州に入ってきたと考えられている。その後次第に生息域を拡大し、1990年代になって関東地方でも見かけられるようになった。

サクラ、エノキ、ケヤキ、クワ、ヤナギなどの、樹洞や大木の幹のくぼみにすむことが多く。幼虫は数十から数百匹程度の集団で住んでいることが多い。

ウィキペディアより