その辺りで見た野鳥

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ウミアイサ

ウミアイサ(海秋沙、学名:Mergus serrator )は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。

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分布
全北区に分布する。ユーラシア大陸中北部と北アメリカ中北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、小アジアカスピ海沿岸、中国東部、朝鮮半島、北アメリカ西海岸(カリフォルニア州付近が南限)、メキシコ湾などに渡り越冬する。
日本へは冬鳥として、九州以北に渡来する。北海道で繁殖の記録ありとする書籍もあるが、カワアイサと誤認された可能性がある。

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♂ 雄の方が綺麗なので・・・雄ばかり撮ってしまう・・・

形態
全長はオスで約57cm。オスは頭部が緑色の光沢がある黒色で、後頭部に長くて細い羽からなる束冠羽2段がある。冠羽はコウライアイサと比べると短い。頸は白色、胸は茶褐色、背は黒色、腹は白色で、脇は灰色の上に細かい波状斑がある。メスは頭部が茶褐色で、冠羽は短い。胸から背にかけては灰褐色である。雌雄とも嘴と足は赤い。

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此方が、雌・・・余り撮影してなかった・・・

生態
越冬時は、海上の比較的沿岸部の浅瀬や河口、内湾などに生息する。まれに、沿岸近くの湖沼にはいることもある。時々、砂浜に上がり休息している姿も観察される。群れで行動していることが多い。繁殖期は、亜寒帯や北部温帯の淡水湖沼や河川に生息する。しばしば、小規模のコロニーを形成する。
食性は動物食で、海中を潜水して魚類を捕食する。
繁殖形態は卵生。水際の草の中やがけ下に営巣する。5月から6月に産卵し、メスが約28日間抱卵する。育雛もメスが行う。鳴き声は、クヮッ、クヮッ。