モズ♂
モズ(百舌、百舌鳥、鵙、学名 Lanius bucephalus Temminck & Schlegel, 1847)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類。
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分布
形態
全長19-20 cm。眼上部に入る眉状の筋模様(眉斑)、喉や頬は淡褐色。尾羽の色彩は黒褐色。翼の色彩も黒褐色で、雨覆や次列風切、三列風切の外縁(羽縁)は淡褐色。
夏季は摩耗により頭頂から後頸が灰色の羽毛で被われる(夏羽)。オスは頭頂から後頸がオレンジ色の羽毛で被われる。体上面の羽衣が青灰色、体側面の羽衣はオレンジ色、体下面の羽衣は淡褐色。また初列風切羽基部に白い斑紋が入る。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋状の斑紋(過眼線)は黒い。メスは頭頂から後頸が褐色の羽毛で被われる。体上面の羽衣は褐色、体下面の羽衣は淡褐色の羽毛で被われ下面には褐色や黒褐色の横縞が入る。過眼線は褐色や黒褐色。
生態
開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息する。
繁殖形態は卵生。様々な鳥(百の鳥)の鳴き声を真似た、複雑な囀りを行うことが和名の由来(も=百)。2-8月に樹上や茂みの中などに木の枝などを組み合わせた皿状の巣を雌雄で作り、4-6個の卵を産む。年に2回繁殖することもある。カッコウに托卵されることもある。メスのみが抱卵し、抱卵期間は14-16日。雛は孵化してから約14日で巣立つ。