その辺りで見た野鳥

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ヌートリア

ヌートリア(Nutria、中国語: 海狸、学名: Myocastor coypus)は、ネズミ目(齧歯目)ヌートリア
に属する(以前はカプロミス科に分類されていた)哺乳類の一種。別名沼狸南アメリカ原産。
日本には本来分布していない外来種で、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に
する法律では指定第一次指定種に分類されている。

オジロワシを撮影していると目の前を・・・
イメージ 1
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岸沿いを泳いで上がれる場所を探しているヌートリア・・・
イメージ 2珍しいのか?警戒してなのか?横を付いて泳ぐオオバン多数・・・

名称
かつての日本では、沼狸(しょうり、ぬまたぬき)、海狸(かいりねずみ)、洋溝鼠(ようど
ぶねずみ)、舶来溝鼠(はくらいどぶねずみ)などとも呼んだ。ヌートリア」とはスペイン語
でカワウソ(の毛皮)を意味し、原産の南米では本種のことを「Coipo」と呼ぶ。英名でも「N
utria」より「Coypu」の方が一般的である。

分布
南アメリカを原産地とするが、毛皮を取るために移入したものが野生化し、現在、北アメリ
カ、ヨーロッパ、日本を含むアジアに帰化して分布する。

形態
胴長40-60 cm、尾長30-45 cm、体重5-9 kgの大型の齧歯類である。水辺の生活に適
応しており、泳ぎが得意で5分以上潜水することもある。体つきはドブネズミなどに似るが、
耳が小さく、後ろ足の第1指から第4指までには水かきがある。オレンジ色の大きな前歯も
特徴的。また、水上でも授乳できるよう、乳首がやや背中寄りについている。

生態
半水性で、池沼や流れの弱い河川の岸辺の土手などに巣穴を掘り、普通は雌雄のペアで
生活をする。結氷するような寒冷地では生息できない。主食はマコモホテイアオイなどの
水生植物の葉や地下茎である。明け方と夕方に活発な採餌のための徘徊行動が見られ、
日中は巣穴で休息していることが多い。雌は定住的で、雄に比べて行動範囲は狭い。
若い個体は新しい縄張りを求めて移出する。季節を問わず繁殖し、年に2、3回出産をする。
妊娠期間は約4ヶ月で、平均5匹の子を産む。十分に発達してから産まれるため、丸一日後
には泳げるようになり、3日後くらいには早くも成体と同じ餌を摂り始める。その後約半年で
性成熟する。寿命は5-8年程度。生態はマスクラットによく似ており、形態も類似しているた
め、混同されることがある。