ヒシクイ
ヒシクイ(菱喰、Anser fabalis)は、鳥綱カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。
撮り合えず・・・全部ヒシクイですが?・・・
( ̄ヘ ̄)ウーン
変わったのは写って無いかな~?・・・
分布
黄河や長江流域へ南下し越冬する。
- A. f. fabalis ニシヒシクイ
- 夏季にウラル山脈以西のヨーロッパ北部で繁殖し、冬季になるとヨーロッパへ
- 南下する。
- A. f. brachyrhynchus コザクラバシガン
- 夏季にアイスランド、グリーンランドで繁殖し、冬季になるとヨーロッパ西部や
- イギリスへ南下する。
- A. f. middendorffii オオヒシクイ
- 夏季にシベリア東部で繁殖し、冬季になると中国や日本へ南下する。
- A. f. rossicus ロシアヒシクイ
- 夏季にロシア北西部で繁殖し、冬季になるとヨーロッパ、中華人民共和国西部、
- トルキスタンへ南下する。
- A. f. serrirostris ヒシクイ
- 夏季にシベリア北部で繁殖し、冬季になると中国や日本へ南下する。
形態
全長78-100センチメートル。翼開張142-175センチメートル。頸部は長い。上面の羽衣は
羽毛の外縁(羽縁)が淡色の暗褐色、体下面の羽衣は白い。尾羽基部を被う羽毛(上尾
筒、下尾筒)は白い。尾羽は黒く、外側尾羽や先端が白い。嘴の色彩は黒く、先端にオレ
ンジやピンクの帯模様が入る。幼鳥は雨覆の羽縁が白い。
分類
亜種コザクラバシガンを独立種とする説もある。一方で嘴の斑紋や後肢の色彩が
ピンク色の個体がサクラバシガンA. neglectusとして記載されたこともあるが、亜種
ロシアヒシクイの多型の1つとされシノニムとされる。
生態
湖沼、池、湿原、河川、水田、海岸などに生息する。夜間は大きな水場の中央に集まり休む。
食性は植物食で、草、茎、根、果実、種子などを食べる。和名はヒシの果実を食べることが
由来。種小名fabalisは「豆の」の意で、豆を食べることが由来で英名(bean=豆)と同義。
4-5個の卵を産む。抱卵期間は25-29日で、ツンドラで繁殖する個体の方が短い傾向がある。
人間との関係
開発による生息地やそれに伴う食物の減少、乱獲などにより生息数は減少している。日本では
1971年に国の天然記念物に指定されている。福島潟や霞ヶ浦では越冬地を守るために水田の
されている。