その辺りで見た野鳥

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シノリガモ

シノリガモ(晨鴨、Histrionicus histrionicus)は、カモ目カモ科シノリガモ属に分類される鳥類。
本種のみでシノリガモ属を構成する。

1羽の雄が飛び立つと・・・
イメージ 1
1羽の雌が後を追いかけて・・・
人の世界もこんな感じが良いのかな~~~?・・・

分布
グリーンランド)、日本、メキシコ、ロシア東部
沿岸部で越冬する個体群と、アラスカからカリフォルニア湾、シベリア東部からカムチャッカ半島などで繁殖
し、冬季になると東アジア沿岸部で越冬する個体群がいる。 日本では冬季になると北海道や東北地方の沿
岸部に飛来(冬鳥)するが、一部は夏季にも留まり繁殖する(留鳥

形態
全長38-46センチメートル。翼長20-21センチメートル、メス19-19.7センチメートル。
翼開張63-69センチメートル。体重0.5-0.8キログラム。眼先や耳孔を被う羽毛(耳羽)に白い斑紋が入る。
虹彩は褐色。嘴は小型で、青灰色。後肢は青黒色や暗灰色。繁殖期のオスは上面の羽衣が濃青色や
青黒色で、頸部上部、肩羽、胸部側面、腰、大雨覆先端に白い斑紋が入る。頭頂側面や体側面の毛衣は
赤褐色で、腰の羽衣や尾羽、尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は黒や黒褐色。英名harlequinは「道化
師」の意でオスの羽衣に由来する。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が褐色や黒褐色、
灰黒褐色。オスのエクリプスは肩羽、胸部側面、大雨覆先端に白い斑紋が入る個体が多い。

分類
太平洋岸繁殖個体群をH. h. pacificとして分割する説もあったが、有力ではない。

生態
繁殖期には渓流、非繁殖期には岩礁海岸に生息する。食性は雑食で、昆虫、甲殻類、貝類、ウニ、
藻類などを食べる。繁殖地では渓流内の昆虫を潜水して食べ越冬地では甲殻類や貝類を潜水して
食べる。繁殖形態は卵生。渓流の近くの草原や岩の隙間などに枯れ草などを組み合わせた巣をつ
くるが、樹洞に巣をつくることもある。5-7月に4-8個の卵を産む。メスが抱卵し、抱卵期間は27-29日。
雛は孵化してから2-3か月で飛翔できるようになる。生後2年で性成熟する。