その辺りで見た野鳥

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イカル

イカル(鵤、桑鳲、学名:Eophona personata)は、
スズメ目アトリ科の鳥類である。木の実を嘴(くち
ばし)で廻したり転がしたりするため古くは「マメ
ワシ」や「マメコロガシ」、木の実を好んで食べ
るため「まめうまし」、「豆割り」などと呼ばれた。
イカルという名の由来は奈良県斑鳩とも鳴き
声が「イカルコキー」と聞こえるからとも言われる
が、定かではない。また「イカルガ(斑鳩)」と呼ば
れることもあるが厳密には「斑鳩」の文字を使う
のは誤用であり、「鵤」は角のように丈夫な嘴を
持つ事に由来する。

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分布

イカル分布図
ロシア東部の沿海州方面と日本で繁殖し、北方の個体は冬季に中国南部に渡り越冬する。
日本では北海道、本州、四国、九州の山林で繁殖するが北日本の個体は冬季は本州以南の暖地に移動する。

形態
全長は約23cm。太くて大きい黄色い嘴を持つ。額から頭頂、顔前部、風切羽の一部が光沢のある濃い紺色で体の上面と腹は灰褐色で下腹から下尾筒は白い。初列風切羽に白斑がある。雌雄同色である。

生態
主に樹上で生活するが、非繁殖期には地上で採食している姿もよく見かける。木の実や草の種子を採食する。時には、昆虫類も食べている。
繁殖期はつがいで生活するが巣の周囲の狭い範囲しか縄張りとせず、数つがいが隣接してコロニー状に営巣することが多い。木の枝の上に、枯れ枝や草の蔓を組み合わせて椀状の巣を作る。産卵期は5-7月で、3-4個の卵を産む。抱卵期間は約14日。雛は孵化してから14日程で巣立つ。
非繁殖期は数羽から数十羽の群れを形成して生活する。
波状に上下に揺れるように飛翔する。

聞きなし
各地に様々な聞きなしが伝わる。
  • 比志利古木利(ひしりこきり)
  • 月日星(つきひほし)
月・日・星と囀ることから三光鳥とも呼ばれている。