その辺りで見た野鳥

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シメ

シメ(鴲、学名: Coccothraustes coccothraustes)は
スズメ目アトリ科に分類される鳥類の一種である。
蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)という異称がある。
「シー」と聞こえる鳴き声と、鳥を意味する接尾語で
ある「メ」が和名の由来となっている。

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形態
全長約18cmで、スズメより大きく、ヒバリほどの大
きさである。 雄の成鳥は、頭の上部と耳羽が茶褐
色、頸の後ろは灰色。嘴は鉛色、円錐で太く大きい
。冬羽になると肌色になる。風切羽は青黒色、背中
は暗褐色、尾も暗褐色で、外側尾羽に白斑がある。
目からくちばしの周りやのどにかけて黒色で、胸以
下の体下面は淡い茶褐色。雌は雄より全体的に色
が淡く、風切羽の一部が灰色。 コイカルの雌と似
ているが、コイカルのほうがずっと細身で尾も長い。

生態
平地から山地の落葉広葉樹林や雑木林に生息する。
また、市街地の公園、人家の庭でも見ることができる。
ムクノキ、エノキ、カエデなどの種子を主食とする。
果肉の部分は摂取せず、太い嘴で硬い種子を割って
中身を食べる。
地鳴きは「チチッ」「ツイリリーッツー」。他のアトリ科の
鳥と比べると鋭い声である。

分布
ヨーロッパ中部および南部からロシア南部を経て中
国東北部、サハリン、カムチャツカ半島までの、ユー
ラシア大陸中部域に広く分布する。北方で繁殖した
個体は、冬季南方へ渡る。 日本では北海道や本州
の中部以北で繁殖するほか、冬鳥として本州以南
に渡来する。