その辺りで見た野鳥

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ハマシギとサルハマシギと・・・

ハマシギ(浜鷸 、学名:Calidris alpina)は、チドリ目シギ科に分類される鳥類の1種である。
種小名の「alpina」はラテン語で、「アルプスの」を意味する。

分布
ユーラシア大陸と北アメリカの北極海沿岸のツンドラ地帯で繁殖し、冬季は中国南部、中東、
地中海沿岸、アフリカ西海岸、北アメリカの東海岸・西海岸に渡り越冬する。
日本では旅鳥または冬鳥として、全国各地に渡来する。日本で最も多く見られるシギ類の種
のひとつである。調査により日本に渡って来る種(Calidris alpina sakhalina Vieillot, 1816)は、
大部分がアラスカ北部で繁殖した群れであると推定されている。2011年11月2日の藤前干潟
の調査で、約1,500羽の飛来が確認された。

形態
全長は約21cm、翼開長は約37 cm。体重は37-88 g。他のシギ類同様くちばしと足が長い。
冬羽は灰白色の細かいまだらもようだが、夏羽は頭と翼が赤っぽく、腹が黒くなる。近縁種
のうち、夏羽で腹が黒いのはハマシギだけなので、この時期は近縁種とも区別しやすい。
雌雄同色。

生態
名のとおり干潟や砂浜、河口、水田等に生息する。数万羽に及ぶ大群を作る習性がある。
大群が同調して飛ぶ様は壮観で、テレビ番組などでもたまに登場する。なお、足環をつけた
調査によると、これらの大群は毎年ほぼ同じ個体で構成されており、群れの間での交流は
ほとんどないことがわかっている。古語では他のチドリ類などとともに、浜辺に住むチドリ(シ
ギ類を含む)という意味で「ハマチドリ」と呼ばれていた。浜辺で見られるシギ類というのが
和名の由来であり、大きな湖や河口の河原でも見られる。
他のシギ類同様肉食性で、地上で貝類、甲殻類、ゴカイ、昆虫類などを捕食する。
繁殖期には2つから6つの卵を産むが、4つが多い。オスとメスが交代で抱卵するが、ヒナの
世話はオスだけが行う。ヒナは1月ほどで飛べるようになる。
「ジューイ」「ジリリリ」と濁った声で鳴く。「ピリーッ」と澄んだ声で鳴くこともある。


満潮時・・・沢山の鴫が防波堤の上に・・・
イメージ 2殆どは、ハマシギですが・・・
左から4羽目は、ソリハシシギかな?・・・
右中間の大きいのはチュウシャクシギ・・・
チュウシャクシギは、39羽だったかな?居ました・・・

サルハマシギ(猿浜鷸、学名:Calidris ferruginea)は、チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種である。

その右側に居るのは・・・
たった1羽の、サルハマシギ・・・
イメージ 1
拡大・・・
去年は、近くの蓮田に5羽居たけど・・・
目に付かないだけで・・・もっと沢山来てるんだろうな~~~?・・・

分布
シベリア北部の北極圏で繁殖し、冬季はアフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアへの渡りをおこない越冬
する。日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時に全国各地に渡来するが数は少ない。
 
形態
全長19.5~21cm。
ハマシギに形は似ているが、夏羽の色彩は頭部から胸、腹にかけて鮮やかな赤褐色であることで区別できる。
冬羽は体の上面が灰褐色で下面は白くなり、ハマシギとの区別が難しくなるが、眉斑が白くはっきりしているこ
とと、嘴と首が本種の方が長いことで区別できる