その辺りで見た野鳥

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鷹の渡り

タカの渡りとは?
多くの野鳥たちは季節ごとに、定期的な移動を繰り返しています。その距離は
1万キロを超えるものから、市街地から山の上と言った近距離のものまでさま
ざまです。何故このような移動を繰り返しているのか、仔細に見ると解明され
ていないことも多いようですが、餌の多いところに行って繁殖すると言う基本的
なパターンがあるようです。このように一定の繁殖地と越冬地の間を定期的に
行き来することを「渡り」と言い、彼らが移動する経路を「渡りのルート」と言って
います。

サシバ(差羽、鸇、Butastur indicus)は、タカ目タカ科サシバ属に分類される鳥。
別名大扇(おおおうぎ)。

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この中には22羽しか写っていませんが・・・全部で28羽だったかな?居たそうです・・・
標準ズームの55mmで撮影しましたが全部写っていませんでした・・・
小さくて良く分かりませんが・・・鷹の渡りは始めて見に行きました・・・

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お昼過ぎに出て来た大鷹・・・


分布
中国北部、朝鮮半島、日本で繁殖し、秋には沖縄・南西諸島を経由して東南アジア
ニューギニアで冬を越す。一部は沖縄・南西諸島で冬を越す。日本では4月ごろ
夏鳥として本州、四国、九州に渡来し、標高1000m以下の山地の林で繁殖する。

形態
全長は、雄はおよそ47cmで雌はおよそ51cm。翼開長105cm-115cm。
雄の成鳥は、頭部は灰褐色で、目の上の白い眉斑はあまりはっきりせず、個体によっては
ないものもいる。体の上面と胸は茶褐色、のどは白く中央に黒く縦線がある。体下面は白っ
ぽくて腹に淡褐色の横縞がある。雌は眉斑が雄よりも明瞭で、胸から腹にかけて淡褐色の
横縞がある。まれに全身が黒褐色の暗色型と言われる個体が観察される。

生態
主にヘビ、トカゲ、カエルといった小動物、セミ、バッタなどの昆虫類を食べる。稀にネズミや小型の鳥等も捕らえて食べる。人里近くに現れ水田などで狩りをする。
本種は鷹の渡りをみせる代表的な鳥である。秋の渡りは9月初めに始まり、渡りの時には非常に大きな群れを作る。渥美半島伊良湖岬や鹿児島県の佐多岬ではサシバの大規模な渡りを見ることができる。なお春の渡りの際には秋ほど大規模な群れは作らない。

サシバの渡り
本州の中部地方以北で繁殖したサシバは第1番目の集団渡来地、伊良湖岬を通り、別のサシバと合流して佐多岬に集結する。 大陸の高気圧が南西諸島に張り出し、風向きが北寄りに変化したときに南下飛行を開始する。 第3の渡来地、徳之島で休息する。 第4の渡来地、宮古群島で休息する。一部は沖縄本島、周辺の離島で休息する鳥もいる。 第5の渡来地、台湾の満州郷で休息する。 第6の渡来地、フィリピンのバタン諸島で休息する。 フィリピン、インドネシアまで広がって越冬する。 南西諸島でのピークは10月12日から18日である。 平均時速は約40キロ、一日の平均距離は480km前後である。 朝の飛び立ちは6時ころ、その日の18時まではすべて休息地に入る。 ノンストップでは12時間飛び続ける。 越冬する鷹もいる。宮古諸島では「落ち鷹」という。