その辺りで見た野鳥

ブログ開設しました

シジュウカラ

シジュウカラ四十雀Parus minor)は
鳥綱スズメ目シジュウカラ科シジュウカ
ラ属に分類される鳥類。

此処に、何かいるけど・・・
イメージ 1
中々、捕れないな~~~・・・


分布
分布域

日本や韓国を含む東アジア、ロシア極
東に分布する。 近縁種の Parus majo
r が、ユーラシア中部・西部・北アフリカ
に生息する。アムール川流域では2種が
交雑なしに共存している。日本では4亜
種が留鳥として周年生息する。

形態
全長は約14.5cm (13–16.5 cm) で、スズ
メぐらいの大きさである。翼開長は約22
cm。体重は11-20g。種小名 minor は「
小さな」の意だが、シジュウカラ科の中
では大型種である。 上面は青味がか
た灰色や黒褐色、下面は淡褐色の
毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で覆わ
れ、頬および後頸には白い斑紋が入る
が、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分
断され胸部の明色部とは繋がらない。
喉から下尾筒(尾羽基部の下面)にか
けて黒い縦線が入る。翼の色彩は灰
黒色。大雨覆の先端に白い斑紋が入
り、静止時には左右1本ずつの白い筋
模様の翼帯に見える。 嘴の色彩は黒
い。足の色彩は淡褐色。 オスは喉か
ら下尾筒にかけての黒い縦線が、メス
と比較してより太い。幼鳥はこの黒い
線縦が細く不明瞭であり、また頬およ
び下面に黄色みがある。ユーラシア中
部・西部の P. major は腹部が黄色い
が、シジュウカラ P. minor の腹部は白
い。また、イシガキシジュウカラなど日
本の南部に生息する亜種では背の黄
色みがなく、喉から胸部にかけての黒
い斑紋は太いなど、他の亜種に比べて
全体に黒っぽい。
オス
下面の黒い縦線が太い
メス
下面の黒い縦線が細い

生態
市街地の公園や庭などを含む平地か
ら山地の林、湿原などに生息する。通
常は渡りを行わないが、寒冷地に分布
する個体や食物が少ない時には渡り
を行うこともある。非繁殖期の秋季か
ら冬季には数羽から10数羽、ときに数
十羽の群れとなり、シジュウカラ科の
他種も含めた小規模な混群も形成す
る。 和名は鳴き声(地鳴き)に由来す
る。さえずりは甲高いよく通る声で「ツ
ィピーツィピーツィピー」などと繰り返す。
食性は雑食で、果実、種子、昆虫やク
モなどを食べる。地表でも樹上でも採
食を行う。 樹洞やキツツキ類の開けた
穴の内側などに、メスが、主にコケを組
み合わせ、覆うように獣毛やゼンマイの
綿、毛糸などを敷いた椀状の巣を作り、
日本では4–7月におよそ7–10個の卵を
年に1-2回に分けて産む。卵の大きさは
1.55-1.85cm × 1.25-1.40cm で、色は
白色に小さな赤褐色や灰色の斑点がま
ばらにつく。メスのみが抱卵し、抱卵期
間は12–14日。雛は孵化してから16-19
日で巣立つ。

分類
以前はParus majorの亜種とされ、P. majorの和名がシジュウカラとされていた。2016年現在でもBirdlife InternatinalではParus majorからの分割を認めていない(そのためBirdlife Internatinalに準拠したIUCNでもP. majorに含まれており本種のレッドデータも存在しない)。
以下の分類・分布(日本産亜種は日本産鳥類目録 改訂第7版に従う)はIOC World Birdlist(v8.1)に、和名は日本産鳥類目録 改訂第7版に従う。
Parus minor minor Temminck & Schlegel, 1848 シジュウカラ
アムール川流域から朝鮮半島長江流域・四川省にかけて、日本(北海道本州四国九州壱岐隠岐対馬伊豆諸島五島列島佐渡島)、サハリン
P. m. artatusP. m. kagoshimaeP. m. wladiwostokensis はシノニムとされる
Parus minor amamiensis Kleinschmidt, 1848 アマミシジュウカラ
日本(奄美大島徳之島
Parus minor commixtus Swinhoe, 1868
中華人民共和国南部、ベトナム北部
Parus minor dageletensis Kuroda & Mori, 1920
大韓民国鬱陵島
Parus minor nigriloris Hellmayr, 1900 イシガキシジュウカラ
日本(石垣島西表島
Parus minor nubicolus Meyer de Schauensee, 1946
タイ王国北部、ミャンマー東部、インドシナ北西部
Parus minor okinawae Hartert, 1905 オキナワシジュウカラ
日本(沖縄島座間味島屋我地島
Parus minor tibetanus Hartert, 1905
中華人民共和国中南部からチベット南部・ミャンマー北部
P. m. subtibetanusはシノニムとされる。

本種は、以前にはParus major (en:Great tit) と同一種とみなされ、Parus major の30以上の亜種の一つに分類位置づけられ、Parus major minor とされていた。
2005年に発表された分類研究により、Parus major は、Parus majorParus minorParus cinereus の独立した3種に分割された。 ただし、この新しい分類はまだ一般に普及しているとはいえず、鳥類図鑑などでは依然として、Parus major minor と表記されていることが多い。